“てだい”の漢字の書き方と例文
語句割合
手代100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ一度も過ちを犯さなかったというわけではない。もう今では二年ばかり前、珊瑚珠さんごじゅなどを売る商人の手代てだいと僕等をあざむいていたこともある。
第四の夫から (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
わけてもその夜は、おたな手代てだいと女中が藪入やぶいりでうろつきまわっているような身なりだったし、ずいぶん人目ひとめがはばかられた。
姥捨 (新字新仮名) / 太宰治(著)
いや、とき手代てだい樣子やうすが、井戸ゐどおとしたおとのやうで、ポカンとしたものであつた、とふ。さて/\油斷ゆだんらぬなか
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)