“てがか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手懸81.0%
手掛16.7%
手係2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし別に手懸てがかりになるようなものも見えません。台をして上の方もよく見ました。だんだんと反対の側を下の方へ見て行きましたが
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
先生がかつて恋は罪悪だといった事から照らし合せて見ると、多少それが手掛てがかりにもなった。しかし先生は現に奥さんを愛していると私に告げた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
集めて相談さうだんすれども是ぞと云よき思案しあんも出ざればまづいま暫時しばし江戸を尋ね夫にても手係てがかりなくは其時何國にもゆくべしと是より又心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
尋ぬれども何の手係てがかりもなきにぞ然らば千住の方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)