“つちくれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ツチクレ
語句割合
土塊91.1%
6.7%
2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
試みにその中のただ一つを掘り出してこの世の空気にさらすと、たちまちに色も光も消えせた一片の土塊つちくれに変わってしまった。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
廃寺はこぼたれ、かきは破られ、墳墓は移され、残ったいしずえや欠けたつちくれが人をしてさながら古戦場を過ぐるの思いをいだかしめた時は、やがて国学者諸先輩の真意も見失われて行った時であった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
死をナホル 病をナヲス 泣くを塩垂しおたる 血を汗 ししくさびら 打つを撫づ 墓をつちくれ