“ちんざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鎮座66.7%
鎭座22.2%
鎮坐11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菜の花に気をとられて、踏みつけたあとで、気の毒な事をしたと、振り向いて見ると、黄色な珠は依然として鋸のなかに鎮座ちんざしている。呑気のんきなものだ。また考えをつづける。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ロミオ たのもしらしいゆめつげまことならば、やがてよろこばしい消息たよりがあらう。わがむねぬし(戀の神)もいと安靜やすらかに鎭座ちんざめされた、さればいつになくうれしうて/\、がな一日ひとひこゝろかるゝ。
三十五年前、日本国を荒れにらしたる電火的革命家も、今はここに鎮坐ちんざして、静かなる神となり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)