“ちょうこん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悵恨50.0%
長恨25.0%
長根25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
洪水の襲撃を受けて、失うところのだいなるを悵恨ちょうこんするよりは、一方のかこみを打破った奮闘の勇気に快味を覚ゆる時期である。化膿せる腫物しゅもつ切開せっかいした後の痛快は、やや自分の今に近い。
水害雑録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
それは、二十年の春を、つい此の間迎えたばかりの呉子さんが、早や墨染すみぞめの未亡人という形式にほうむられて、来る日来る夜を、寂滅じゃくめつ長恨ちょうこんとに、止め度もないなみだしぼらねばならなかったことだった。
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
みんなにもほんとうにいいということがわかるようになったら、ぼくは同じ塩水で長根ちょうこんぜんたいのをやるようにしよう。一けんのうちで三十円ずつとくしてもこの部落全体ぶらくぜんたいでは四百五十円になる。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)