悵恨ちょうこん)” の例文
一体いったい出来できが面白い都会で、巴里パリーに遊んでそのいにしえをしのぶとき、今も悵恨ちょうこんはらわたを傷めずにはいられぬものあるが
不吉の音と学士会院の鐘 (新字新仮名) / 岩村透(著)
洪水の襲撃を受けて、失うところのだいなるを悵恨ちょうこんするよりは、一方のかこみを打破った奮闘の勇気に快味を覚ゆる時期である。化膿せる腫物しゅもつ切開せっかいした後の痛快は、やや自分の今に近い。
水害雑録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)