“ちょうぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寵妓25.0%
張嶷16.7%
張儀16.7%
張顗16.7%
弔儀8.3%
聴戯8.3%
釣技8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それだけの言葉のうちに以前の寵妓ちょうぎであって、かえり見られなくなった女と、貞奴との優劣がはっきりと分るような気がした。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
楊儀をよんで、ふたたび懇ろに何か告げ、また王平、廖化りょうか、張翼、張嶷ちょうぎ呉懿ごいなども一人一人枕頭に招いて、それぞれに後事を託するところがあった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この線の開通で他日地主の原始林が高く売れ、清い渓流の岸で古いサイダーを賞することができるなら、いわば張儀ちょうぎしんにやった汽船会社のお蔭である。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「敵か」と、徐晃、張遼などが、ふたたび苦戦を覚悟して物見させると、それはもと、袁紹えんしょうの部下で、後、曹操に降り、久しく北国の一地方に屈踞くっきょしていた馬延ばえん張顗ちょうぎのふたりだった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然し村内に不幸があった場合には、必庭園の花を折って弔儀ちょうぎに行く。少し念を入れる場合には、花環はなわなどをこさえて行く。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
或は支那の事だから、たとい見物が静かでなくとも、聴戯ちょうぎには差支えが起らないように、こんな鳴物が出来たのかも知れない。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
複雑多種な釣技ちょうぎがこの釣りの特色であるからだ。
江戸前の釣り (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)