“ちょうがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:チョウガイ
語句割合
蝶貝50.0%
張闓25.0%
晁蓋25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほどこしたりあるいは蝶貝ちょうがいちりば蒔絵まきええがいたりして趣向しゅこう
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
小生の知る陶謙は、世に稀な仁人じんじんです、君子です。——ご尊父がむごたらしい難に遭われたのは、まったく陶謙の罪ではなく、張闓ちょうがい仕業しわざです。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陶謙は特に、部下の張闓ちょうがいに五百の兵隊をつけて、「途中、間違いのないよう、お送り申しあげろ」と、いいつけた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三兄弟は別れ去り、公孫勝と劉唐りゅうとうとは、晁蓋ちょうがい名主なぬし屋敷に、食客としてとどまった。さらに呉用のほうは、つい近所の住居のこと。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あ。ちょっと待ちな」と、晁蓋ちょうがいも念を押されて立たざるを得なかった。かぎをかけ、窓のとばりも垂れて——「さ。安心して、話すがいい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)