晁蓋ちょうがい)” の例文
三兄弟は別れ去り、公孫勝と劉唐りゅうとうとは、晁蓋ちょうがい名主なぬし屋敷に、食客としてとどまった。さらに呉用のほうは、つい近所の住居のこと。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あ。ちょっと待ちな」と、晁蓋ちょうがいも念を押されて立たざるを得なかった。かぎをかけ、窓のとばりも垂れて——「さ。安心して、話すがいい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そりゃ見てはおれまい。幸い、わしの住んでいる土地には、晁蓋ちょうがいというなかなかかない荘院しょうやがおる。そのせいか、それほどでもないが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)