“ちゅうてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中天37.5%
宙天25.0%
冲天20.8%
沖天16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時はもう雪も止んで、十四日の月が皎々こうこうとして中天ちゅうてんに懸っていた。通りの町家は皆寝鎮ねしずまっていた。前を見ても後を見ても、人通りはない。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
平山の首は宙天ちゅうてんに飛んで、一緒に寝ていた小栄のかおに血がさっとかかる。小栄は夢を破られてキャーと叫ぶ。
かの日蓮上人が意気冲天ちゅうてん、他宗を罵倒し、北条氏を目して、小島の主らが云々と壮語せしに比べて、吉水一門の奇禍につらなり北国の隅に流されながら
愚禿親鸞 (新字新仮名) / 西田幾多郎(著)
海がその蔵する無限のエネルギーに押し立てられて、沖天ちゅうてんいきおいを以て陸に向って押しよせる時は、あたかも陸を一呑ひとのみにするかと思わるるほどである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)