“ちくさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
千草57.1%
千種28.6%
血臭14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きに草臥くたびれましたから茶店に腰を掛けて休んでいると、其処そこへ入って来たお百姓は年齢としごろ四十四五で、木綿のぼうた布子ぬのこに羽織を上に着て、千草ちくさの股引で、お納戸色なんどいろ足袋たび草鞋わらじ穿
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それは今、建造中の巡洋艦『最上もがみ』『三隈みくま』『吉野よしの』『千種ちくさ』の四隻に関する秘密だ。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
人間が最も敏に知る血臭ちくさいものが、墨のように、何処とはなくサッと流れた。毘沙門堂びしゃもんどうからすぐ上の峰道には、一つの柵がある。麓の沙汰人が、交代で山番に来ていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)