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だんとう
ふりがな文庫
“だんとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
断刀
50.0%
段等
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
断刀
(逆引き)
長い道中のあいだ日のめを見ることなく、乗物のうちにゆられてきた伊那丸は、いよいよ運命の最後を宣告され、
悪魔
(
あくま
)
の
断刀
(
だんとう
)
をうけねばならぬこととなった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「密事を
嗅
(
か
)
ぎつけている
輩
(
やから
)
、剣山に封じおくのも無事であろうが、いッそ、
断刀
(
だんとう
)
の
錆
(
さび
)
と致したほうが、安心でもあり、お手数もないことと考えまするが……」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
完全な死だ、完全な
断刀
(
だんとう
)
だ!
家康
(
いえやす
)
もまた
選
(
よ
)
りによって
斬
(
き
)
れる刀を、
刑吏
(
けいり
)
へ
授
(
さず
)
けたものとみえる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「駄目だ、こいつア!」三次は棒切れを投げて、「骨を折って口を
開
(
あ
)
かせたところで、大したこともなさそうだ」と孫兵衛の
断刀
(
だんとう
)
を催促する。お綱だけは、何だか可哀そうに思えた。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だんとう(断刀)の例文をもっと
(2作品)
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段等
(逆引き)
「そりゃ無論本気でしょうよ。無論本気には違なかろうけれどもね、その本気にもまたいろいろ
段等
(
だんとう
)
があるもんだからね」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
仕官もまた営業
渡世
(
とせい
)
の一種なれども、俸給の他に位階勲章をあたうるは、その労力の大小にかかわらず、あたかも日本国中の人物を排列してその
段等
(
だんとう
)
を区別するものにして
学問の独立
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
しかし岡本の
宅
(
うち
)
へ
出入
(
ではい
)
りをするそれらの人々は、みんなその分を
弁
(
わきま
)
えていた。身分には
段等
(
だんとう
)
があるものと心得て、みんなおのれに許された範囲内においてのみ行動をあえてした。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
だんとう(段等)の例文をもっと
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