“だいば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
台場70.6%
提婆17.6%
大場11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最早、天地、ところへだつたやうだから、其のまゝ、銃孔じゅうこうを高くキラリとり上げた、星ひとツ寒く輝く下に、みちも迷はず、よるになり行く狭霧さぎりの中を、台場だいばに抜けると点燈頃ひともしごろ
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
意外そうな顔をする人々の迂遠さを提婆だいばはあわれむように薄く笑って
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大場だいば駅附近を過ぎると、此処ここらももう院線の工事に着手しているらしく、路ばたの空地あきちに投げ出された鉄材や木材が凍ったような色をして、春のゆう日にうす白く染められている。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)