大場だいば)” の例文
明くる日はかごかきの人足まで皆村方から出て来て、その外お供が非常に多かった。三島明神みょうじんの一の鳥居前から、右に入って、市ヶ谷いちがや中原なかはら中島なかしま大場だいばと過ぎ、平井ひらいの里で昼食ちゅうじき
丹那山の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
大場だいば駅附近を過ぎると、此処ここらももう院線の工事に着手しているらしく、路ばたの空地あきちに投げ出された鉄材や木材が凍ったような色をして、春のゆう日にうす白く染められている。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)