“たちもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
建築33.3%
禁物33.3%
裁物33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雲に聳ゆる砲兵工廠の建築たちもの眼を遮る片側町にも。これはと庭に箒の目にも立つ一構へ、門の扉は輝けど、心は曇るその人の、よくも世間に憚りの、関をも据ゑて筆太に、増田由縁としるせしを。
葛のうら葉 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
初めてお辰は我身のためにあらゆる神々に色々の禁物たちものまでして平癒せしめ玉えといのりし事まで知りて涙く程うれしく、ト月あまりにおとろえこそしたれ、床を離れてその祝義しゅうぎ済みし後
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
裁物たちものにせばき一間ひとまや冬籠 夕市
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)