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たぐち
ふりがな文庫
“たぐち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
田口
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田口
(逆引き)
紙屋だったと云う
田口
(
たぐち
)
一等卒
(
いっとうそつ
)
は、同じ中隊から選抜された、これは
大工
(
だいく
)
だったと云う、
堀尾
(
ほりお
)
一等卒に話しかけた。
将軍
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
野尻湖
(
のじりこ
)
近くの
田口
(
たぐち
)
駅をすぎた頃、客車のしきりの扉が開いて、車掌がきんちょうした顔をして入ってきた。
空襲警報
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
丸い
瓦斯
(
ガス
)
に
田口
(
たぐち
)
と書いた門の中を
覗
(
のぞ
)
いて見ると、思ったより奥深そうな
構
(
かまえ
)
であった。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
旅団参謀は鼻声に、この支那人を
捉
(
とら
)
えて来た、戸口にいる歩哨を
喚
(
よ
)
びかけた。歩兵、——それは
白襷隊
(
しろだすきたい
)
に加わっていた、
田口
(
たぐち
)
一等卒
(
いっとうそつ
)
にほかならなかった。
将軍
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その
拍子
(
ひょうし
)
に長い叫び声が、もう一度頭上の空気を
裂
(
さ
)
いた。彼は思わず首を
縮
(
ちぢ
)
めながら、
砂埃
(
すなほこり
)
の立つのを避けるためか、
手巾
(
ハンカチ
)
に鼻を
掩
(
おお
)
っていた、
田口
(
たぐち
)
一等卒に声をかけた。
将軍
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
たぐち(田口)の例文をもっと
(3作品)
見る
“たぐち”の意味
《名詞》
田の水の取り入れ口。
(出典:Wiktionary)