“たいくつしの”の漢字の書き方と例文
語句割合
退屈凌100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するととうなかから、なんともいようのない、うつくしいうたこえてたので、王子おうじはじっと立停たちどまって、いていました。それはラプンツェルが、退屈凌たいくつしのぎに、かわいらしいこえうたっているのでした。
退屈凌たいくつしのぎに好い相手のできた気になった津田のしたには締りがなかった。彼は面白半分いろいろな事をいた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
医者の許可を得たのだから、普通の人の退屈凌たいくつしのぎぐらいなところと見たらよかろうと余は弁解した。医者の許可もさる事だが、友人の許可を得なければいかんと云うのが三山君の挨拶あいさつであった。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)