“せんべい”の漢字の書き方と例文
語句割合
煎餅100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しいつちんだらしてれえ」かれはいつた。おつぎは戸棚とだなから煎餅せんべいを一まいして與吉よきちわたした。與吉よきちはすつとうばやうにしてつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
絡みつけながら恐ろしい力でぐい/\と彼を壁へ押した。織部正は自分の体が煎餅せんべいのように平べったく壓搾あっさくされるのを感じつゝ
私の母は歯が丈夫で、七十七歳で世を終るまで一枚も欠損せず、硬い煎餅せんべいでも何でもバリバリとかじった。それと反対に、父は歯が悪かった。
はなしの話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)