“せっけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雪渓50.0%
設計37.5%
雪景12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽車に乗ればやがて斧鉞ふえつのあとなき原始林も見られ、また野草の花の微風にそよぐ牧場も見られる。雪渓せっけいに高山植物を摘み、火口原の砂漠さばく矮草わいそうの標本を収めることも可能である。
日本人の自然観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
大坂城普請ふしんのときも、特に、彼女たちのために明るい一小曲輪ぐるわ設計せっけいさせ、黄金のかごに名鳥を飼っているように、折々そこをのぞいては、共によろこんでいたのだった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御堂みどう正面の扉、両方にさらさらとひらく、赤く輝きたる光、燦然さんぜんとしてみなぎうちに、秘密のきょうは一面の雪景せっけい
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)