“せいさつよだつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生殺与奪83.3%
生殺與奪16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ玄徳の妻子は、下邳城かひじょうの奥にいるが、そこも昨夜わが軍の手に陥ちてしまったから、二夫人以下の生殺与奪せいさつよだつは、まったく曹丞相のお手にあるものといわねばならぬ
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「もう駄目だ! あきらめて後ろへ手を廻してしまえ。いわずとものことだが、吾々は、蜂須賀阿波守にさし向けられてまいった者、生殺与奪せいさつよだつの権があるぞ、ジタバタすればなぶり殺し——」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところがれは、町奉行まちぶぎやうといふおも役目やくめうけたまはつて、おほくの人々ひと/″\生殺與奪せいさつよだつけんを、ほそたなそこにぎるやうになるとたちまち一てんして、れの思想しさう
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)