“すわりなお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
坐直80.0%
据直20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
益々顔を皺めながら文三が続いて起上ろうとして、叔母に呼留められて又坐直すわりなおして、不思議そうに恐々おそるおそる叔母の顔色をうかがッて見てウンザリした。思做おもいなしかして叔母の顔はとがッている。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
坐直すわりなおると、肩の按摩が上へ浮いて、門附の衣紋えもんしまる。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さわらないで、じっ柔順おとなしくしてさえいれば、元の通りに据直すわりなおって、が明けます。一度なんざ行燈が天井へ附着くッつきました。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)