“すなど”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「野猫型」の釣人は、ブルジヨア型の人が、鮎に遠出して、旅館に滞在し谿谷をすなどる人は別として、先づプロレタリアの釣りだ。
日本の釣技 (新字旧仮名) / 佐藤惣之助(著)
土用どようのうちの霖雨つゆのあめを、微恙びようの蚊帳のなかから眺め、泥濁どろにごつた渤海あたりを、帆船ジヤンクすなどつてゐる、曾て見た支那海しなのうみあたりの雨の洋中わだなかをおもひうかべる。
あるとき (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
キリスト十二弟子の一、魚をすなどりまた人を漁る(マタイ、四・一八以下等)。これに從つて帆を揚ぐるはその信仰にならひてキリスト教徒となるをいふ
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)