“じゅうなん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
柔軟66.7%
柔嫩22.2%
柔輭11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ、彼には顔淵の受動的な柔軟じゅうなんな才能の良さが全然み込めないのである。第一、どこかヴァイタルな力の欠けている所が気に入らない。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
白樺の性根の失せてもろい枝や、柔嫩じゅうなんな手で人のすねを撫でる、湿ったわらびや、苔や、古い落葉の泉なす液汁や、ジメジメする草花の絨氈じゅうたんやそんなものが、むちゃくちゃに掻き廻されて、緑の香が強い
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
『大薩遮尼乾子受記経』巻三にも、転輪聖王の馬宝は、〈色白く彼抅牟頭華のごとし、身体正足、心性柔輭じゅうなん、一日三遍閻浮提を行ず、疲労想なし〉とあり、古インド人白馬を尊べるを知るべし。