“じせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
時遷40.0%
自撰20.0%
自船20.0%
自薦20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『水滸伝』中には、鶏を盗むを得意とする時遷じせんのような雑輩を除いても黒旋風こくせんぷうのような怒って乱暴するほかには取柄とりえのない愚人もあるが、八犬士は皆文武の才があって智慮分別があり過ぎる。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
おれは君に此場を立ち退いてもらひたい。挙兵の時期が最もい。しどうすると問ふものがあつたら、おともをすると云ひたまへ。さう云つて置いて逃げるのだ。おれはゆうべ寝られぬから墓誌銘ぼしめい自撰じせんした。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ノーマ号の船員や水夫たちも、やむを得ず自船じせんに停らなければならない者のほかは、全部平靖号へ出かけ、荷役を手つだった。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
自薦じせん他薦たせんの養子の候補者は、りどり見どりだが、苦労を知らない大家たいけの次男三男を養子に貰ったところで、よくいう
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)