“しろうと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シロウト
語句割合
素人99.1%
白人0.5%
素徒0.2%
局外者0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「とてもやすく仕切るので、素人しろうとの商売人にはかなわないよ。復一、お前は鼎造に気に入っているのだから、代りにたんまりふんだくれ」
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
試して見たのだ素徒しろうとの目でさえ無論かんざしの傷で無いと分る位だから其考えは廃したが兎に角
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
後に長官荻沢はの取残されし大鞆に向い「うだ貴公も何か見込を附けたか、今朝死骸をあらためて頭の血を洗ったり手の握具合にぎりぐあいに目を留めたりする注意は仲々素徒しろうととは見えんだッたが」
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
それも一口に地獄と云っただけじゃ局外者しろうとにはわからないだろう。普通の客船メイルボートは別であるが、外国通いの気の利いた荷物船カーゴボートになればなるほど、荷物をウンと詰め込まれる。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)