“しゅほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
修法82.4%
朱褒5.9%
主砲5.9%
珠宝5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お絹という女の好奇心をそそって、今宵その秘密の修法しゅほうの席につらなることを許したはずの、この千隆寺の若い住職というのが、なかなかの曲者くせものだ。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あんな律義な人間が蜀に謀叛むほんするわけはない、まったく雍闓や朱褒しゅほうに欺されているのだ。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はこの中から一封の書簡を取り出して、これを見よ! と高定の前へ投げやった。まぎれもない朱褒しゅほうの手蹟であった。彼はもう逆上していて、それを読む手もふるえてばかりいた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ザベリン中尉の砲撃命令に、砲手はやむをえず、主砲しゅほう照準しょうじゅんをいそぎ鉄水母の方につけた。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この七月十五日、朝廷最高の顕官けんかんさい大臣のもとへ、その人の誕生祝いとして、あたい十万貫におよぶ金銀珠宝しゅほう北京ほっけいからひそかに送りだされる。——贈りぬしは北京の大名府だいみょうふに君臨する梁中書夫妻。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)