“しゅうね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
執念82.8%
執拗15.5%
執着1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨月 さらでも女子おなごは罪ふかいと聞いたるに、源氏を呪詛のろい調伏ちょうぶくのと、執念しゅうねく思いつめられたは、あまりと云えばおそろしい。
平家蟹 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その一回もまたしばらくするとめになった。そうして葛湯の分量が少しずつ増して来た。同時に口の中が執拗しゅうねねばり始めた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何炭なにを盗られたの」とお徳は執着しゅうねくお源を見ながら聞いた。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)