“しゃがん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赭顔76.2%
赭岩9.5%
蹲踞9.5%
4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正面の大きな机の向うに、いろいろな平面図や断面図を背にしてすわっているのは、伍長でもあろうか大将でもあろうか、赭顔しゃがん白髪の堂々たる風貌の軍人。
ここは鋸岳と同じように凄い色をした赭岩しゃがんが突然真白な岩に変っているので特に目を惹き易い、それを此時は風雨の為に少しも気付かずに通り過ぎ
木曽駒と甲斐駒 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
後方うしろ蹲踞しゃがんでいた五十余りの男はその時ツト起ち上って
美人鷹匠 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
散らばって居る本箱の間を潜り、先ず壁の際に在るのから順に調べる積りで、ある本箱の横手へしゃがんだが、此の時壁の中からでも剣が突き出た様に
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)