“あからがお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赭顔86.4%
赧顔9.1%
赭面4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初め、赭顔あからがお鬚面ひげづらのその容貌ようぼうを醜いと感じたおれも、次の瞬間には、彼の内からあふれ出るものに圧倒されて、容貌のことなど、すっかり忘れてしまった。
とヨハンはでっぷりした腹部をゆすりつつ、赧顔あからがおをなおからからと笑わせて一人先に橋を渡っていくのだった。
罌粟の中 (新字新仮名) / 横光利一(著)
「でも、あたしは魚は嫌いよ」と、語り合っている二人の前へ、またもや立ち現われたのは、よれよれの白麻の服を着た長大赭面あからがおの壮漢。