“蹐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃが33.3%
しゃがん33.3%
せくゞ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堀端に在る輪田夏子の墓の前へしゃがみ、二十分ほど泣いて居ました、爾して堀に向かった方の窓を開き其の中へ這入って了いました、何でも玄関からでは人に見られるから、誰にも知らさぬ様に
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
散らばって居る本箱の間を潜り、先ず壁の際に在るのから順に調べる積りで、ある本箱の横手へしゃがんだが、此の時壁の中からでも剣が突き出た様に
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
猶予ゆうよもせずに立上り「なるほど、血の文字は此老人が書いたので無い」と言い怪む判事警察官が猶お一言ひとことも発せぬうち又せくゞみて死体しがいの手を取り其左のみ汚れしをげ示すに
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)