“しほだち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塩断75.0%
鹽斷25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神を念じて穀断ごくだち塩断しほだちしてゐたやうな父は、すぐさまスペクトラの実験のにおちようはずはないのである。腑に落ちるなどとふより反撥はんぱつしたといつた方がいいかも知れない。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
父はその時から命のをはるまで納豆を食はずにしまつただらうと僕はおもふ。父は食べものの精進しやうじんもした。しかしさういふ普通の精進の魚肉ぎよにくを食はぬほかに穀断ごくだち塩断しほだちなどもした。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
判斷はんだんなして此上信心しんじん肝要かんえうなりと申しけるにお專も大いに心配しんぱいなし然らば明日より鹽斷しほだちなり斷食だんじきなりして信心を致しお前の身に凶事きようじなきやうに致さんと夫婦は來方こしかた行末ゆくすゑ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)