“しおだち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塩断83.3%
塩絶16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
塩断しおだちもしてるようだ。一昨日おとといあたりから飯も食べないが、一体どういう了簡りょうけんじゃ。」
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あの……それでお医者様が手放したもんですから、照吉さんが一七日いちしちにち塩断しおだちして……最初はじめッからですもの、断つものも外に無いの。そして願掛けをしたんですって。どこかねえ、谷中やなかの方です。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
覚めて考うれば口をきかれなかったはもしや流丸それだまにでもあたられて亡くなられたか、茶絶ちゃだち塩絶しおだちきっとして祈るを御存知ないはずも無かろうに
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)