“さりげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
然氣33.3%
去気33.3%
然気33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おこしけるはおそろしとも又たぐひなし寶澤は此事を心中に深くし其時は然氣さりげなく感應院へぞ歸りけるさてよく年は寶澤十二歳なり。
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
亭主に引合はせぬ徳右衞門は一大事となほ然氣さりげなく善六に答へし如く此者どもにもはなしたりさらばとて十人の内より三人を鎌倉の尼寺あまでらつかはし殘り七人は其儘そのまゝ龜屋に宿やどりて鎌倉の安否あんぴ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
大槻はかれこれと去気さりげない体で世間話をして居って、そのあとで急に思いついたように
玉取物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「それが犯罪と何んな関係があるのです」スパイダーは一寸気になったが然気さりげない風を装っていた。
赤い手 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)