“さしもど”の漢字の書き方と例文
語句割合
差戻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
都築外記つゞきげきは願の筋有ば其支配の役人より向々むき/\の役人へ願ひ出よと差戻さしもどせど三五郎は猶さし出し其御役人方御取上げ御座らぬによりよんどころなく貴所あなたさまへ御願ひ申上ますとてうごかねば籤九度山どやま目付めつけ中村主計かずへはイヤ外記げき殿それは取上るに及びますまい打捨うちすてて歸られよと云を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
翌日よくじつあづけ置し所よりあざむき取しにより其節之なる二度目のつませんはからひにて憑司方より金子は私しへ差戻さしもどくれし故直樣先妻梅は離縁りえんの上昌次郎へ遣し其後同村の者共取扱ひにて昌次郎と表向夫婦に致ました梅の母早事は私し實の叔母なればながやしなひ置べき心得の所叔母早儀は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)