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ささやまだいさく
いささかおどけた
顔になつて、
畳に
手をついて
謝つたが、一
方、
犯人逮捕で
第一の
殊勲者平松刑事は、ある
日のこと、
金魚屋さん
笹山大作の、
思いがけぬ
訪問をうけた。
警部が
話したのは、
金魚屋笹山大作の
申立てについてである。
途中まで
平松刑事はだまつて
聞いた。そして、ランチュウが
老人の
家へ
届けられたのは、お
節句の
日の
朝だとわかつたとたんに
四十五
歳、
名前が
笹山大作だつた。