“ごじゆんけんさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
聞くに今宵は原の御泊なりと云に
漸々心も
落付夫より願書を認め是お節明日中には
御巡見樣方へ御願ひ申上るにより必ず氣を大丈夫に持申上る事を
下させ暫時
憩ひながら藤八は茶屋の亭主に向ひ此度
公方樣御代替の
御巡見樣御通りの由
最何處らまで御出成れたで有うと問に茶屋の亭主はハイ此間からの
騷ぎで御座りますが未だ
此邊へ御出は御座りませぬ
併昨日
雲州の
御飛脚が
咄には箱根を
知られぬか御順見樣ぢや
疾く
下さツしやれと云を聞藤八は何
御順見樣ぢやヤレ嬉しやと駕籠から
轉げ落ぬ
許りに
下立コリアお節サア/\
己と一所に此方に居やれと道の
傍邊に兩人
跪居る中麻上下を