“ごきょうだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御姉妹31.3%
御兄妹18.8%
御兄弟18.8%
御姉弟12.5%
御兄姉6.3%
御兄弟姉妹6.3%
御同胞6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして御姉妹（ごきょうだい）は、と清葉が訊（き）くから、（実は。）と出ました。……実は、それに就いて、と言ったもんです。何に就いてだが、自分にも分らない。
日本橋 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)
「あの、このお方は、あなた様の御親類筋のお方でございますか、それとも御兄妹（ごきょうだい）でいらっしゃいますか」
大菩薩峠：06 間の山の巻 (新字新仮名) ／ 中里介山(著)
しかも帝（みかど）と将軍とは義理ある御兄弟（ごきょうだい）の間柄でもある、必ず京都へ上られて親しく事情を奏聞の後でなければ敬意を欠く、ぜひともしばらく思いとどまって進退完全の処置なくてはかなわぬ場合である
夜明け前：02 第一部下 (新字新仮名) ／ 島崎藤村(著)
「あの女は、いったい金吾様の何なのだろうね、御姉弟（ごきょうだい）ではないようだし」
江戸三国志 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
「何か他に事情がありましょう。あなたは御兄姉（ごきょうだい）はおありですか？　……無い……お母さんは御在命ですか？　……そうですか……お母さんは神経質なお方でしょう？　……そうじゃないって……そんならお父さんは、やはり御健全（じょうぶ）ですか？」
誰？ (新字新仮名) ／ モーリス・ルヴェル(著)
おまえの御兄弟姉妹（ごきょうだい）は裏（うら）ん口（くち）の庭で
まざあ・ぐうす (新字新仮名) ／ 作者不詳(著)
……今申します通りこの令嬢には最初から御同胞（ごきょうだい）がおいでにならない、タッタ一人のお嬢さんなのですが……しかし、この令嬢の一千年前の祖先に当る婦人には
ドグラ・マグラ (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)