御兄妹ごきょうだい)” の例文
宮様は親子ちかこ内親王という。京都にある帝とは異腹はらちがい御兄妹ごきょうだいである。先帝第八の皇女であらせらるるくらいだから、御姉妹も多かった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「あの、このお方は、あなた様の御親類筋のお方でございますか、それとも御兄妹ごきょうだいでいらっしゃいますか」
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「どう遊ばしたものです。御兄妹ごきょうだい御仲おんなかではありませぬか」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)