“こんにゃくぼん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
菎蒻本50.0%
蒟蒻本50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抽斎の好んで読んだ小説は、赤本あかほん菎蒻本こんにゃくぼん黄表紙きびょうしるいであった。おもうにその自ら作った『呂后千夫りょこうせんふ』は黄表紙のたいならったものであっただろう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
また心に掛けて語録の類や宗教書を三倉や浅倉で買った事もありました。その宗教書も、菎蒻本こんにゃくぼんや黄表紙を売った時、一緒に売ってしまいました。かく禅以外にもいろいろの宗教をやって見ました。
我が宗教観 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
後に至らば天明時代の蒟蒻本こんにゃくぼんとも相並びて風俗研究家の好資料ともなるべきにと。この言あるいはしからん。
葡萄棚 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
諷刺ふうし滑稽こっけい黄表紙きびょうしはその本領たる機智きちの妙を捨ててようや敵討かたきうち小説に移らんとし、蒟蒻本こんにゃくぼんの軽妙なる写実的小品は漸く順序立ちたる人情本に変ぜんとするの時なり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)