“こんがうしよ”の漢字の書き方と例文
語句割合
金剛杵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目ざまし草に於ける正直正大夫の金剛杵こんがうしよ、鴎外、露伴、縁雨の三人冗語——これは後れて出て来た若い作家、評論家の群を、大家連が圧迫したやうなものであつた。
明治文学の概観 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
といふ掛声かけごゑとゝもに、制吒迦せいたかごとあらはれて、写真機しやしんき附属品ふぞくひんを、三金剛杵こんがうしよごと片手かたてにしながら、片手かたてで、おびつかんで、短躯小身たんくせうしん見物けんぶつちうつておよがして引上ひきあげた英雄えいゆうである。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)