“こんごうしょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
金剛杵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田能村竹田たのむらちくでんの「山中人饒舌さんちゅうじんじょうぜつ」とか、渡辺崋山の著書とか、竹洞ちくとうの「金剛杵こんごうしょ」とかいうあたりのものは、さすがと思われるが、前の本朝画纂を始め、ひどい出鱈目でたらめが、いかにも多い。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
少し彩色は濃厚すぎますが、実に非凡の出来栄え、右手に金剛杵こんごうしょを持ち、左手に金剛鈴こんごうれいを執った慈悲の御姿みすがた美妙びみょうと言おうか、端麗と言おうか、あまりの見事さに平次もしばらくは言葉もありません。