トップ
>
こくしつ
ふりがな文庫
“こくしつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
黒漆
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒漆
(逆引き)
床も、
承塵
(
なげし
)
も、柱は
固
(
もと
)
より、
彳
(
たたず
)
めるものの踏む
処
(
ところ
)
は、
黒漆
(
こくしつ
)
の落ちた
黄金
(
きん
)
である。
黄金
(
きん
)
の
剥
(
は
)
げた黒漆とは思われないで、しかも
些
(
さ
)
のけばけばしい感じが起らぬ。
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
さうして調度掛を呼寄せて、持たせて来た
壺胡籙
(
つぼやなぐひ
)
を背に負ふと、やはり、その手から、
黒漆
(
こくしつ
)
の
真弓
(
まゆみ
)
をうけ取つて、それを鞍上に横へながら、先に立つて、馬を進めた。
芋粥
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
やや額ぎわを狭くするまでに厚く
生
(
は
)
えそろった
黒漆
(
こくしつ
)
の髪とは
闇
(
やみ
)
の中に溶けこむようにぼかされて、前からのみ来る光線のために鼻筋は、ギリシャ人のそれに見るような
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
こくしつ(黒漆)の例文をもっと
(15作品)
見る
検索の候補
くろうるし
くろぬり