“こおりみず”の漢字の書き方と例文
語句割合
氷水100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一円か二円たまると、それで寄席にはいるとか氷水こおりみずを飲むとかするのをたのしみにしているそうな。一人五円くらいの費用で三週間入湯して行くことが出来るのだそうな。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
バシャバシャとみずをはねかえして、つめたい氷水こおりみずびたときだけ、わずかに、自分じぶんまれたきた故郷こきょうにいた時分じぶんのことをおもしたり、また、ちょっと、その当時とうじ気持きもちになったのであります。
白いくま (新字新仮名) / 小川未明(著)
「気の毒じゃが、氷水こおりみずを二杯とってくださらんか」
神仙河野久 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)