“こうこくとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
広告燈50.0%
広告塔50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もはやとおひともありません。みずうみほうかってながれています。広告燈こうこくとうあかひかりが、川水かわみずのおもてにうつっていました。
夕焼けがうすれて (新字新仮名) / 小川未明(著)
「いつか、おとうさんにうみへつれていってもらった。かえりは、くらくなった。そして、電車でんしゃまどから、あの広告燈こうこくとうえたっけ、あのときはたのしかったなあ。」
夕焼けがうすれて (新字新仮名) / 小川未明(著)
彼は高いライオンの広告塔こうこくとうを見た。黒く濁った掘割の水を見た。そして頭から冷たい雨に濡れて、手足の先が痲痺していた。それでも彼はなお低い方へと歩いていった。
少年の死 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)