“げしゅく”の漢字の書き方と例文
語句割合
下宿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるかれは、わか時分じぶん下宿げしゅくしていたことのあるところとおりました。はしたもとにあった食堂しょくどうは、もうそこになかった。
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼくは下宿げしゅくにかえると、さっそくくすり調合ちょうごうにかかったんだ。そこへ前からぼくのことをうさんくさい目でみていた下宿げしゅくのおやじが、文句もんくを言いにきたんだ。
「ええ、ただそりゃボエエムなの。下宿げしゅくも妙なところにいるのよ。羅紗屋らしゃや倉庫そうこの二階を借りているの。」
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)