“けんごう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
喧囂69.6%
剣豪13.0%
喧轟8.7%
喧号4.3%
賢劫4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その喧囂けんごうの状の化石が見えるかと思われた。急激な進歩の暗い大きなはちの群れがおのれの巣の中で騒いでるのが、この防寨の上に聞こえるかと思われた。
観化流の剣豪けんごう茨右近も、見たところは、神尾喬之助と同じ背恰好せかっこうの、ほっそりしたやさおとこである。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
といまだいひもはてざるに、満堂たちまち黙を破りて、どっ諸声もろごえをぞ立てたりける、喧轟けんごう名状すべからず。
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
声は掛けなかったが辛辣であった! 感覚的に横へ薙いだ。と、すぐに鋭い悲鳴が上って、人の仆れる物音がしたが、つづいて太刀音と喧号けんごうとが、嵐のように湧き起こった。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
誰も知る通り婆羅門教に今の時代を悪劫あくごうとするに反し、仏教には賢劫けんごうと称す。この賢劫に四仏既に出た。