“けっしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
血色81.8%
血食18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
血色けっしょくの鮮かな、眼にもまゆにも活々いきいきした力のあふれている、年よりは小柄こがら初子はつこは、俊助しゅんすけの姿を見るが早いか、遠くからえくぼを寄せて、気軽くちょいと腰をかがめた。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
(初めて気の付きたる如く顔を見る。)今日は大変に血色けっしょくが悪いよ。ゆうべなかったのかい。
そうして活きて働く彼等と共に、その田のみのりを豊かにすることが、同時にまた自分たちの永く血食けっしょくする道でもあった、という風に少なくとも活きた子孫の者はもとは皆信じていた。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ひとり重要なのは家の存続であり、祖先をして永く血食けっしょくせしむることである。
家の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)