“ぐんぜい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:グンゼイ
語句割合
軍勢86.7%
群勢13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仕立屋さんがこういうのをききますと、みんなはすっかりこわくなって、まるで魔王まおう軍勢ぐんぜいわれてでもいるように、われさきにとにげだしました。
そのとき忍熊王おしくまのみこ軍勢ぐんぜいには、伊佐比宿禰いさひのすくねというものが総大将そうたいしょうになっていました。それに対して皇后方からは建振熊命たけふるくまのみことという強い人が将軍となってめかけました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
そのあるものは信西しんぜいのようであった。彼らは叫び、のろい、やいばをもって互いにきずつけた。その争闘ははてしないように見えた。ついに幻影の群勢ぐんぜいは格闘しながら海の中へ没した。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
こっちの団体だけですら持ち扱っているところへ、あっちの群勢ぐんぜいが加勢したら大事だいじである。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)