トップ
>
くるまよせ
ふりがな文庫
“くるまよせ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
車寄
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
車寄
(逆引き)
車寄
(
くるまよせ
)
には、誰彼の参内の
諸卿
(
しょけい
)
の
牛輦
(
くるま
)
が、
雑鬧
(
ざっとう
)
していた。
舎人
(
とねり
)
や、牛飼たちが、口ぎたなく、
陽
(
ひ
)
あたりの下に争っている。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
肌着が汗になっていたけれども、甲斐はそのまま控えを出てゆき、
車寄
(
くるまよせ
)
のところで、茂庭主水に追いついた。
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
正面の
車寄
(
くるまよせ
)
には、
眩
(
まば
)
ゆいような
輦
(
くるま
)
が横についていた。慈円は、そこへはかからずに中門を勝手にあけ、ひろい坪のうちをあるいて東の
屋
(
おく
)
の廻廊へだまって上がってゆく。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
はや
車寄
(
くるまよせ
)
には、随身たちが
頭
(
ず
)
を揃えていた。つねの参内ならずとして、これも
殿
(
でん
)
ノ
法印
(
ほういん
)
の用心か。
屈強
(
くっきょう
)
なのが、
供人
(
ともびと
)
の装いで、こぞッて、
轅
(
ながえ
)
の両わきにひざまずいている。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
階前には、
稚子
(
ちご
)
たちがそろう。牛飼は、
小八葉
(
こはちよう
)
の新しい
輦
(
くるま
)
を、
車寄
(
くるまよせ
)
にひきだしていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
くるまよせ(車寄)の例文をもっと
(3作品)
見る
検索の候補
くるまよ