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くひし
ふりがな文庫
“くひし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
咬緊
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
咬緊
(逆引き)
貫一は
戦
(
をのの
)
く
唇
(
くちびる
)
を
咬緊
(
くひし
)
めつつ、
故
(
ことさ
)
ら
緩舒
(
ゆるやか
)
に
出
(
いだ
)
せる
声音
(
こわね
)
は、
怪
(
あやし
)
くも常に変れり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
宮は
泣音
(
なくね
)
の
迸
(
ほとばし
)
らんとするを
咬緊
(
くひし
)
めて、
濡浸
(
ぬれひた
)
れる
袖
(
そで
)
に
犇々
(
ひしひし
)
と
面
(
おもて
)
を
擦付
(
すりつ
)
けたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
恐くは我が至誠の
鑑
(
かがみ
)
は父が未然を
宛然
(
さながら
)
映し
出
(
いだ
)
して
謬
(
あやま
)
らざるにあらざるかと、事の
目前
(
まのあたり
)
の真にあらざるを知りつつも、余りの浅ましさに我を忘れてつと
迸
(
ほとばし
)
る
哭声
(
なきごゑ
)
は、
咬緊
(
くひし
)
むる歯をさへ漏れて出づるを
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
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